■ 総合講座「情の技法II」 公開授業
2004年7月13日(火)
是枝裕和(映画監督)
「誰も知らない情の技法」 於・北館ホール
講演は、コーディネーター巽孝之教授との対談形式で行われました。
受講者は300人超。通路に立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。
静かな言葉の端々から映画にかける熱い思いが感じられる講演でした。
監督の原点ともいえるドキュメンタリー作品『もう一つの教育』の映像を交えて。
「感情を表現するのに僕には映像が必要だった」という言葉が印象的でした。
学生から投げかけられた質問にひとつひとつ丁寧に答えて下さいました。
講演終了後にも学生と交流の機会を作って下さいました。
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是枝裕和(これえだ・ひろかず)
1962年東京生まれ。87年早稲田大学第一文学部文芸学科卒業後、テレビマンユニオンに参加。主にドキュメンタリー番組を演出する。95年、初監督作品『幻の光』がヴェネツィア国際映画祭で金のオゼッラ賞を受賞。『ワンダフルライフ』『ディスタンス』を経て、最新作『誰も知らない』が今年度カンヌ映画祭にて史上最年少の最優秀男優賞を受賞し、話題を呼ぶ。
『誰も知らない』公式サイトへはこちらから。
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