2025年4月21日月曜日

4月22日 臨時休講のお知らせ

明日・第3回講義(4月22日) は、対面講義を予定しておりましたが、講師の病気療養のため、「臨時休講」とさせていただきます。

補講などの対応については、学修支援システム・当ウェブサイトより改めて詳細をお知らせいたします。


次回講義につきましても、学修支援システム当ウェブサイトより後日改めてアナウンスいたします。

誠に恐れ入りますが、上記ご留意のほどよろしくお願いいたします。

2025年4月14日月曜日

4月15日 推薦資料

第2回の推薦参考資料をお知らせいたします。

講師:松本卓也先生(信州大学)

講義タイトル:「直接行動観察によって見えてくる、 (ヒトを含む)霊長類の世界」

推薦参考資料:

・稲岡司 編 『病む・癒す(生態人類学は挑む SESSION 3)』(京都大学学術出版会、2021年)


・中村美知夫・森本直記
『自然人類学 8』(昭和堂、2025年)



4月15日 講義情報

第2回の講義情報が公開されました。  

詳細は学修支援システムで確認してください。  

講師:松本卓也先生(信州大学)

講義タイトル:「直接行動観察によって見えてくる、 (ヒトを含む)霊長類の世界」

2025年4月7日月曜日

2025年度「人生の扉 I」講義概要

単位:2(半期)

キャンパス:三田

担当教員:粂川 麻里生 / 加藤 有佳織 / 佐川 徹

設置課程・学部:学士 / 文学部

概要
本科目は文学部教授会が認める科目であり、人文学の趣旨てあるとも言える、人間が共同体の中で生きていく際に経験するさまざまな「イニシエーション」について、さまざまな領域の研究者および実践者の講義によって学ぶ。

授業科目の内容・目的・方法・到達目標
 20世紀最大のヨーロッパ文学研究者とされるE.R.クルツィウスによれば、「人文学の本質はイニシエーションである」(『危機に立つドイツ精神』)。すなわち、生誕から成長、成人、成熟、老衰を経て死にいたる人生の中で、それぞれの段階に文化的・社会的・思想的な分節を与え、最終的には人間存在に意味を与えていくものこそ「人文学(Humanismus)」だというのである。たしかに、人間はただ生まれれば「赤ん坊」や「人間」になるのではなく、その都度の文化的分節化の中に置かれていくことで、初めて存在を獲得していく面が大きい。フィリップ・アリエスは『子供の誕生』の中で、フランスで「子供」の概念が確立したのは17世紀であるとした。それまでは「小さな人間」に過ぎなかった年少の存在が、アンシャンレジーム期の産業の変容と経済成長によって保護され養育されるべき「子供」になっていったというのである。そのような考察も含め、「子供」「青少年」から「成人」になっていく時期の学生たちに対して、人文学の様々な領域におけるイニシエーションへの洞察を伝えるとともに、「高齢化」していく社会への視点も交えつつ、文学部での学びを総合的なものにし、「人生の扉」を考えていく講座としたい。

本講座では,多方面の塾内外の有識者を招き,さまざまな社会のさまざまな局面において、どのような「イニシエーション」が行われているのかを多角的に講義していただく。コーディネーターとなる担当教員たちは、それぞれ文学、人類学,心理学の立場から、上述のテーマにアプローチする。さらに、ジャーナリスト,NPO運営者,作家,芸術家,また社会の各領域でさまざまな「人生の扉」に向き合い,社会における問題を解決するべく実践してきた人たちを講師として招く。人々が自分の「人生の扉」をくぐる時に発する多くの生の声を取りあげたり,過去の作家や芸術家の仕事に見られる「人生の扉」を取りあげたり,心身において起こる具体的な出来事について考えたりするなど,他角度から講義・考察することで学生たちの視野と感性を広げてゆきたい。本講座は,学生たちが自分自身の人生を見つめ直す機会となることも重要であるから,ディスカッションをする時間も大切にしていきたい。

2025年度「人生の扉I」春学期日程

1)  4月8日   イントロダクション

2)  4月15日 松本卓也(信州大学)

3)  4月22日 粂川麻里生(コーディネーター)

4)  4月29日 笠井裕之(慶應義塾大学法学部)

5)  5月13日 都倉武之(慶應義塾福澤研究センター)

6)  5月20日 金柄徹(慶応義塾大学文学部)

7)  5月27日 上枝美典(慶應義塾大学文学部)

8)  6月3日   ディスカッション

9)  6月10日 吉村萬壱(小説家)

10)  6月17日 田暁潔(筑波大学)

11)  6月24日 佐藤恵(慶應義塾大学文学部)

12)  7月1日   平田栄一朗(慶應義塾大学文学部)

13)  7月8日   瀬戸口郁(文学座、劇作家・演出家・俳優)

14)  7月15日 総括

 (試験期間中に試験実施予定)

※講義詳細は学修支援システムでお知らせします。

2025年1月20日月曜日

1月21日 講義情報

第14回の講義情報が公開されました。  

詳細は学修支援システムで確認してください。 

2025年1月13日月曜日

1月14日 推薦資料

第13回の推薦参考資料をお知らせいたします。

講師:入江杏先生(ケアミーツアート研究所)

講義タイトル:「スティグマをほどくために」

推薦参考資料:

・『悲しみとともにどう生きるか』(2020年、集英社新書、入江杏編著)


・『悲しみを生きる力に―被害者遺族からあなたへ』(2013年、岩波ジュニア新書、入江杏著)


・『わたしからはじまる 悲しみを物語るということ』(2022年、小学館、入江杏著)


1月14日 講義情報

第13回の講義情報が公開されました。  

詳細は学修支援システムで確認してください。  

講師:入江杏先生(ケアミーツアート研究所)

講義タイトル:「スティグマをほどくために」


2025年1月6日月曜日

1月7日 推薦資料

第12回の推薦参考資料をお知らせいたします。

講師:片山由有子先生(慶應義塾大学)

講義タイトル:「中世ヨーロッパの修道院における「孤独」と「共生」」


推薦参考資料:
・『聖ベネディクトの戒律』古田暁訳 すえもりブックス(2000年)



・ピーター・L・バーガー『聖なる天蓋 神性世界の社会学』園田稔訳 ちくま学芸文庫(2018年)


1月7日 講義情報

第12回の講義情報が公開されました。  

詳細は学修支援システムで確認してください。  

講師:片山由有子先生(慶應義塾大学)

講義タイトル:「中世ヨーロッパの修道院における「孤独」と「共生」」

2024年12月23日月曜日

12月24日 推薦資料

第11回の推薦参考資料をお知らせいたします。

講師:伊勢﨑賢治先生(東京外国語大学)

講義タイトル:「平和はつくれるか」

推薦参考資料:
・伊勢﨑賢治『本当の戦争の話をしよう: 世界の「対立」を仕切る』

・伊勢﨑賢治『14歳からの非戦入門』

12月24日 講義情報

第11回の講義情報が公開されました。  

詳細は学修支援システムで確認してください。  

講師:伊勢﨑賢治先生(東京外国語大学)

講義タイトル:「平和はつくれるか」


2024年12月16日月曜日

12月17日 推薦資料

第10回の推薦参考資料をお知らせいたします。

講師:マエキタミヤコ先生(環境広告サステナ)

講義タイトル:「あきらめるのはもったいない。孤独と共生が沸き立つ、見えづらい民主主義に目を凝らせ。」

推薦資料:

・「科学」(岩波) (2024年12月号) [雑誌]「24/12 スーパーフレアの時代」

https://www.maruzenjunkudo.co.jp/products/4910023171242


・「文庫増補版 主権なき平和国家 地位協定の国際比較からみる日本の姿」伊勢崎賢治 布施祐仁 集英社文庫 620円(+税)


・「裏金国家 日本を覆う「2015年体制」の呪縛」金子勝 朝日新書 870円(+税)


・「承認をひらく 新・人権宣言」暉峻淑子 岩波書店 2,530円(税込)


・「ネオニコチノイド 静かな化学物質汚染」平久美子 岩波ブックレット 680円(+税)


・「永遠の化学物質 水のPFAS汚染」ジョン・ミッチェル、小泉昭子、島袋夏子、阿部小涼訳 岩波ブックレット 680円(+税)


12月17日 講義情報

第10回の講義情報が公開されました。  

詳細は学修支援システムで確認してください。  

講師:マエキタミヤコ先生(環境広告サステナ)

講義タイトル:「あきらめるのはもったいない。孤独と共生が沸き立つ、見えづらい民主主義に目を凝らせ。」


2024年12月9日月曜日

12月10日 推薦資料

第9回の推薦参考資料をお知らせいたします。

講師:松村豪太先生(ISHINOMAKI2.0)

講義タイトル:「まちづくりにおける「B面」的センスとアプローチ」

推薦資料:

・『ニューコンセプト大全』 電通Bチーム 著 KADOKAWA  2020年


12月10日 講義情報

第9回の講義情報が公開されました。  

詳細は学修支援システムで確認してください。  

講師:松村豪太先生(ISHINOMAKI2.0)

講義タイトル:「まちづくりにおける「B面」的センスとアプローチ」

2024年12月2日月曜日

12月3日 講義情報

第8回の講義情報が公開されました。 
詳細は学修支援システムで確認してください。  

2024年11月11日月曜日

11月12日 推薦資料

第7回の推薦参考資料をお知らせいたします。

講師:細野香里先生(国立民族学博物館)

講義タイトル:「"The Lonesomeness of the River"--『ハックルベリー・フィンの冒険』における孤独と共生」

推薦参考資料:

・Mark Twain, Adventures of Huckleberry Finn. Penguin Books, 2014. ISBN:9780143107323


・マーク・トウェイン著、柴田元幸訳『ハックルベリー・フィンの冒けん』研究社、2017年。ISBN: 9784327492014


・柴田元幸編著『「ハックルベリー・フィンの冒けん」をめぐる冒けん』研究社、2019年。ISBN: 9784327481681


11月12日 講義情報

第7回の講義情報が公開されました。  

詳細は学修支援システムで確認してください。  

講師:細野香里先生(慶應義塾大学)

講義タイトル:「"The Lonesomeness of the River"--『ハックルベリー・フィンの冒険』における孤独と共生」

2024年10月28日月曜日

10月28日 推薦資料

第5回の推薦参考資料をお知らせいたします。

講師:河西瑛里子先生(国立民族学博物館)

講義タイトル:「結ぶ者としての魔女、霊媒、占い師」

推薦参考資料:

・『グラストンベリーの女神たち──イギリスのオルタナティヴ・スピリチュアリティの民族誌』法蔵館、2015年、河西瑛里子

・『月刊みんぱく』2024年2月号(特集 となりの魔女)https://www.minpaku.ac.jp/post-goods/49979



10月28日 講義情報

第5回の講義情報が公開されました。  

詳細は学修支援システムで確認してください。  

講師:河西瑛里子先生(国立民族学博物館)

講義タイトル:「結ぶ者としての魔女、霊媒、占い師

2024年10月21日月曜日

10月22日 推薦資料

第4回の推薦参考資料をお知らせいたします。

講師:川口純先生(慶應義塾大学文学部)

講義タイトル:「教育における孤独と共生 途上国におけるインクルーシブ教育を事例に-

推薦参考資料:

川口純編(2024)SDGs時代のインクルーシブ教育-グローバルサウスの挑戦-、明石書店


10月22日 講義情報

第4回の講義情報が公開されました。  

詳細は学修支援システムで確認してください。  

講師:川口純先生(慶應義塾大学文学部)

講義タイトル:「教育における孤独と共生 途上国におけるインクルーシブ教育を事例に-

2024年10月14日月曜日

10月15日 推薦資料

第3回の推薦参考資料をお知らせいたします。

講師:粂川麻里生先生(コーディネーター)

講義タイトル:「ヨーロッパ古典文芸が生み出した「共生」とは」

推薦参考資料:

・ゲーテ『ファウスト』(粂川訳)


・宮下・井口編著『ヨーロッパ文学の読み方・古典篇』


10月15日 講義情報

第3回の講義情報が公開されました。  

詳細は学修支援システムで確認してください。  

講師:粂川麻里生先生(コーディネーター)

講義タイトル:「ヨーロッパ古典文芸が生み出した「共生」とは」

2024年10月7日月曜日

10月8日 講義情報

第2回の講義情報が公開されました。  

詳細は学修支援システムで確認してください。  

講師:川畑秀明先生(コーディネーター)

講義タイトル:「データからみた孤独とウェルビーイング」

10月8日 推薦資料

第2回の推薦参考資料をお知らせいたします。

講師:川畑秀明先生(コーディネーター)

講義タイトル:「データからみた孤独とウェルビーイング」

推薦参考資料:

・『孤独の本質 つながりの力――見過ごされてきた「健康課題」を解き明かす』


2024年9月30日月曜日

2024年度「孤独と共生 II」講義概要

単位:2(半期)

キャンパス:三田

担当教員:粂川 麻里生 / 加藤 有佳織 / 川畑 秀明 / 佐川 徹

設置課程・学部:学士 / 文学部

概要
本科目は文学部教授会が認める科目であり、慶應義塾大学での学問の基礎となる知識と技能を修得し、将来のさまざまな問題の解決に役立つ孤独と共生の深い理解を身に着ける。

授業科目の内容・目的・方法・到達目標
 日本社会で、孤独や孤立が社会問題として取りあげられて久しい。さらに,コロナ禍においては孤独や孤立は大学生等の若者の問題としても向き合わなければならない問題となっている。では,人はそもそも自己とどのように対峙し他者と関係を構築し共生していくのだろうか。またそのことを文学や芸術などではどのように表現してきたのであろうか。「孤独と共生」の問題は,非常に現代的なネガティブな問題であるだけでなく,自己の成長や文学や芸術などの創造の原動力ともなり得るものである。
 本講座では,多方面の塾内外の有識者を招き,多様な人々が幸福に共生する社会を想像し,「誰しもが取り残されない社会」をどのように構築しえるか,そこに何が必要なのかをさまざまな観点から講義していただく。コーディネーターとなる担当教員たちは、それぞれ文学、社会学、人類学,心理学の立場から、上述のテーマにアプローチする。さらに、ジャーナリスト,NPO運営者,作家,芸術家,また社会の各領域で「孤独と共生」に向き合ってきたり,社会における孤独や孤立の問題を解決するべく実践してきた人たちを講師として招く。SDGsが広く取りあげられているなかで,人々の生活における孤独と共生ついての多くの生の声を取りあげたり,過去の作家や芸術家における孤独とその人生を取りあげたり,さらには孤独の良い側面と悪い側面の具体的な心身への影響を考えたりするなど,具体的な事例を他角度から知ることで受講生の視野と感性を広げてゆきたい。本講座は,受講生が自分自身の感性を見つめ直す機会となることも重要であるから,ディスカッションをする時間も大切にしていきたい。


2024年度「孤独と共生II」秋学期日程

1) 10月1日 イントロダクション

2) 10月8日 川畑秀明(コーディネーター)

3) 10月15日 粂川麻里生(コーディネーター)

4) 10月22日 川口純(慶應義塾大学)

5) 10月29日 河西瑛里子(国立民族学博物館)

6) 11月5日 早慶戦予備日のため休講

7) 11月12日 細野香里(慶應義塾大学)

8) 12月3日 ディスカッション

9) 12月10日 松村豪太(ishinomaki2.0)

10) 12月17日 マエキタミヤコ(環境広告サステナ)

11) 12月24日 伊勢崎賢治(東京外国語大学)

12) 1月7日 片山由有子(慶應義塾大学)

13) 1月14日 入江杏(ケアミーツアート研究所)

14) 1月21日 全体のまとめ (予定)

 (試験期間中に試験実施予定)

※講義詳細は学修支援システムでお知らせします。


2024年7月15日月曜日

7月16日 推薦資料

第14回の推薦参考資料をお知らせいたします。

講師:青池憲司先生(映画監督)

講義タイトル:「災害とコミュニティ 〜阪神・淡路大震災の復興まちづくりを手懸りに〜」

推薦参考資料:

・石田友三『ヨコ社会の理論—暮らしの思想とは何か—』(影書房)


・鶴見俊輔「方法としてのアナキズム」(鶴見俊輔コレクション2『身ぶりとしての抵抗』所収/河出文庫)