コーディネーター :
宮坂敬造(教授: 人間科学)
巽孝之 (教授: 米文学)
坂上貴之(教授: 心理学)
岡田光弘(教授: 哲学)
坂本 光 (助教授: 英文学)
■講義日程
04/10 コーディネーターによるガイダンス
04/17 宮坂敬造(コーディネーター:人間科学専攻)
「新世紀においてあらためて幸福を問う—幸福論の地平とその逆説の人類学検討」
04/24 巽孝之(コーディネータ:英米文学専攻)
「アメリカ文学における幸福の探求」
05/08 安藤寿康(教育心理学専攻)
「双子からみた幸福」
05/15 渡辺茂(心理学専攻)
「快楽の起源」
05/22 坂上貴之(コーディネーター:心理学専攻)
「幸福な行動と不幸な行動」
05/29 坂本光(コーディネーター:英米文学専攻)
「秘密の幸せ——ゴシック小説における謎と秘密」
06/05 波津博明(読売新聞社・新聞監査委員:ブラジル特派員、Daily Yomiuriデスクなどを歴任)
「人間を幸福にしない日本の身体」
06/12 石井敏夫(倫理学専攻)
「幸福に逆襲されないために、そして、幸福に逆襲されたときのために」
06/19 小林エリカ(ディジタル・コミック映像作家・小説家)
「爆弾娘の幸福と憂鬱—映像・コミック・小説」
06/26 中野香織(服飾史、東京大学非常勤講師)
「ファッションと幸福——『幸福の一着』をめぐる男の闘争史」
07/03 東浩紀(現代思想・文化批評、日本学術振興会特別 研究員)
「データベース型文化のなかで幸福とは」
07/10 熊倉敬聡(理工学部:フランス文学・思想・芸術批評)
「がんばらなくてもいい社会に向けて」
10/02 井田邦彦(ルコック演出法・演劇家)
「道化の幸福」
10/09 森岡正博(生命倫理学者)
「家畜になる人間」
10/16 Terry White(前オーストラリア大使館文化参事官/現コーポレイトアドバイザー)
「オーストラリアからみた幸福論」
10/23 坪内 祐三(文芸評論家)
「貧乏だったはずの時代の幸福論——尾崎一雄の小説を中心に」
10/30 【早慶戦延長のため休講】
11/06 長谷川清美(評論家・フェミニズム研究)
「摂食障害と幸福」
11/13 長谷川啓三(臨床心理学者)
「善意もしくは幸福のパラドクス」
11/20 岡田光弘(本塾文学部教授・哲学論理数学)
「ああいえば、幸福」
11/27 熊崎俊太郎(ティーインストラクター)
「おいしいおちゃでみんなしあわせ?」
12/04 橋本徹(評論家・選曲家・カフェオーナー)
「午後のコーヒー的なしあわせ——カフェと音楽の幸福な瞬間」
12/18 Walter Vogl(本塾商学部助教授・ドイツ語圏文学研究・作家)
「『満ち足りた不幸せ』とは何か—幸福を主題として、オーストリア現代文学、そして敗北の文化を廻る考察」
01/08 大串尚代(本塾文学部助手・アメリカ文学)
「オトメチック・ルネッサンス——少女マンガのヒロインたちのその後」
01/15 三橋順子(女装家・著述家・講演家、トランスジェンダー社会史研究)
「性別越境者の逆説的幸福論」
***本講座が論集にまとめられました。目次詳細はこちらから。
巽孝之・宮坂敬造・坂上貴之・岡田光弘・坂本光編『幸福の逆説』
(慶應義塾大学出版会、2005年4月刊行、390頁、3400円)